奈良県の製材所からスギとヒノキの構造木材が15トントラックで到着しました。一旦、造園屋さんの資材置き場に荷卸して、一部を大工さんが手加工のあと、4トンのユニック車で数回に分けて現場に搬入します。
待ち構えていたクレーンと大工さんとトラックの運転手さんと私で約1時間、まずはつつがなく荷卸完了。
丸太の写真は今回のヒノキ大黒柱に大工さんが芯墨を打ったところ。重さは約300kgありました。年輪の数を数えてみると125個までは数えられました。伐採してから何年か寝かせてあったらしいですが樹齢125年とすると、この木が生まれたのは1883年(明治16年)ということになります。その頃の日本は日清・日露戦争が勃発したり、鹿鳴館が落成した時代です。なんの因果か2008年からは「ながぬきの家」の大黒柱を勤めることになりました。この柱は5本の梁を受けとめますから、山に立っていた頃よりも大変かも知れませんね。
いつかこの家が解体される時、次の時代の人がこの木にまた新しい役割を与えてほしいと思います。
掲載日:2008.12.13