CMとは、コンストラクション・マネジメントの略です。
それを行う人をコンストラクション・マネージャー(CMr)と言います。
また、CM方式とは必ずしも分離発注のことではありませんが、今回は現実的な
分離発注型CM方式の概念図を2つ【CM方式とは】に掲載しました。
メリットとデメリットも記載しました。
下記はその紹介です。
※1:設計者がCMrを兼務するやり方ついても、ここではあえてCM方式と呼んでいます。
【概念図#1】は、これまで約18年行ってきた設計者がCMrを兼務する形態です。
ここでは兼務型と呼びます。
自身で設計した建物のみを対象に、2001年からこの形態でやってきました。ただし、このやり方の場合、設計者がCMrを兼務してしまうので、発注者から見たときに、明朗会計の工務店に設計施工で発注したように見えてしまうのが悩みでした。このような誤解が、後に発注者の満足度を下げ、時にはクレームになったり、批判されることもありました。
【概念図#2】は、CMrを独立させた形態です。これから取り組んでいきます。
ここでは独立型と呼びます。
設計者とCMrを切り離すことで、発注者は自由に設計者を選ぶことができます。
CM方式とは本来、CMrが設計や施工と一線を隔して中立性を確保するものです。
独立型に取り組む理由は、たとえ不完全なCMだったとしても長年兼務型に取り組んできて、メリットもデメリットも知り尽くしています。その経験を活かしてもっと発注者や他の設計者にCM方式について知ってほしいという思いと、本来のCM方式に立ち返って、それを生業にしたいという思いからです。また今後、兼務型を行う場合も、CM方式について詳しく発注者に説明し、正しい理解を得ることが大切だと考えています。
ハウスメーカーや工務店に一括発注する場合と、現場で建物をつくるのは同じでも、発注方法や責任の取り方は全く違うというのが分離発注型CM方式です。両者は対極的な位置にあります。いいことばかりではないし、悪いことばかりでもありません。要は使い方次第だと思います。
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