↑帝国データバンク:景気動向調査より
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、ここ数カ月、専門工事業者(職人)さんから仕事ないか?という連絡が多くなりました。忙しい時は全く素っ気ないあの人からも。
私のように経済にめっぽう疎い(というか普段は興味がない)技術屋は、自分の仕事だけでは(特に設計業務では)なかなか業界の景気動向が実感できず、このような連絡が現場から入り始めてやっと業界の動向を肌で感じるわけです。2007年の建築基準法ショックに続いた2008年のリーマンショックのダブルパンチの時もそうでした。この時は私も半年くらい仕事が切れた苦い思い出が…。(でもその直後に素晴らしいクライアントに出会いました)
そんな反省からか、近年はようやく景気動向のデータにも少しは注意するようになり、対応できる仕事を増やしておくなど、手を打ってきたつもりでしたが、今年3月の帝国データバンクの調査データを見て愕然。DI値の下落幅が過去最大!しかも再創業間もないこの時期に!
2019年初め頃から後退が始まり、消費税の引き上げでまた下がり、今回のコロナ騒ぎでダメ押しのように急降下です。まだ下がりそうです。
現在、建築・不動産の市場はほぼ止まっています。
大手、準大手ゼネコン工事は既に止まりました。
総務省のウェブサイトには、「見えざる敵との闘いという国難…」と書いてありました。
また試練かよ!と言いたくなりますが、さて、どう切り抜けるか?
絶対に諦めるわけにはいきません。
こんなときに思うのは、75年程前の戦時中を生き抜いた自営業者が沢山いたこと。
当時は自営業が大多数だった時代です。
自分にもできるはず。
幸い、住宅関連以外に特殊建築物の検査や調査、メンテの仕事もあるので、それを大切にこなしながら考えます。感染に注意しながら。
零細建築業の皆さん、ピンチの後にチャンスありです。
帝国データバンク
TDB景気動向調査
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/202004_jp.pdf
#コロナ #建築不況