外出自粛が続いて、退屈なGWですね。
先日なにげなく見たテレビ番組で、人類の感染症の歴史について取り上げていました。
それによれば、幼い頃から馴染み深い奈良の大仏は天然痘の大流行収束の願いを込めてつくられたそうです。その後、墾田永年私財法が制定され、さらに開墾した土地を守るために武士が出現したとか。
(私のかすかな記憶では日本史の授業で習ったような気もしますが…。)
他にも中世ヨーロッパの全人口の1/3が亡くなったとされるペストの大流行が、民主主義を発展させたとも言っていました。これまで全然考えたこともありませんでしたが、感染症パンデミックが社会や経済を大きく変えてきた歴史が沢山あるわけですね。
この度の新型コロナウィルス感染拡大で、世界中が緊急事態なのは報道でよく分かりましたが、一体何がどうなってるのか?これからどうなるのか?よく分からないうちに数カ月が過ぎ、仕事は減るし、私としては困惑するばかりでした…。
GWのぽっかり空いた時間で、感染症の歴史を調べていてたまたま目にした↓この本。
【コロナの時代の僕ら(パオロ・ジョルダーノ 早川書房)】
読んでみました。
新型コロナウィルスの流行は、無秩序な森林伐採や気候変動等に遠因があり、地球全体の生態系レベルで起きている病気のひとつの症状に過ぎない…。
そして今回のような事態はこれまでも起きているし、今後はもっと頻繁に起きるかも知れない。
建築でも”サスティナブル”と言われて久しいですが、今後はもっと加速していくのかも知れません。加速してほしいと思います。
とりあえずテレワークが当たり前になったら、家にいる時間が増えますね。
家にいる時間が増えたら「衣」・「食」と同じくらい「住」の質にも関心を持つ人が
増えてくれるかも知れないと、ほのかな期待を持ってしまいました。
#コロナ #テレワーク #衣食住